com.nttdocomo.system
クラス Toruca

Object
  拡張com.nttdocomo.system.Toruca

public final class Toruca
extends Object
 [iアプリオプションAPI]

トルカデータを定義します。

トルカ機能では、 トルカデータの登録や取得を行うクラスと トルカデータそのものを表すクラスが区別されています。 このクラスはトルカデータそのものを表しますが、 トルカデータの登録や取得はTorucaStoreクラスで行います。

トルカデータを新規に作成し、登録するためには、 コンストラクタにより Toruca オブジェクトを生成します。 生成したオブジェクトに対してデータ1等の設定、取得、および TorucaStore.addEntry(Toruca) メソッドによる登録を行うことができます。 登録の成否にかかわらず、 登録に使用した Toruca オブジェクトの状態は変化しません。

[DoJa-4.1 (902iS) まで]
なお、トルカデータのURL、データ1、データ2、データ3の文字列の合計サイズは 0byte より大きくなければなりませんが、 このクラスではこの合計サイズのチェックは行いません。 この合計サイズのチェックは登録時(TorucaStore.addEntry(Toruca))に行われます。
[DoJa-5.0 (903i) 以降]
トルカデータのURL、データ1、データ2、データ3の合計サイズのチェックはこのクラスでは 行いません。また、登録時(TorucaStore.addEntry(Toruca))にも行いません。 よって、トルカデータのURL、データ1、データ2、データ3の文字列の合計サイズが 0byte のトルカデータについても登録可能です。

また、トルカデータの全体サイズは、トルカスニップとして登録する場合は 1Kbyte 以下、 トルカカードとして登録する場合は 100Kbyte 以下(ヘッダ部とスニップデータ部の合計サイズは 1Kbyte 以下)でなければなりませんが、 このクラスでは全体サイズのチェックは行いません。 トルカデータの全体サイズのチェックは、 登録時(TorucaStore.addEntry(Toruca))に行われます。 ただし、トルカデータに設定できる残りバイト数は TorucaStore.getRemainingBytes(Toruca) メソッドによって調べることができます。

以下のメソッド・コンストラクタ呼び出しにおいて、 トルカオブジェクト生成の元となったトルカデータに不正な値が含まれていた場合、 その値を取得するメソッドによって返される値は、機種依存となります。

トルカデータの各要素を取得するメソッドの説明において、 「設定されていない場合」とは、 構成要素の値が null である場合、 または要素自体がない場合とします。

導入されたバージョン:
DoJa-4.1 (902i)

フィールドの概要
static String TYPE_CARD
          トルカ種別の一つで、トルカカードのことを表します (="card")。
static String TYPE_SNIP
          トルカ種別の一つで、トルカスニップのことを表します (="snip")。
 
コンストラクタの概要
Toruca()
          トルカデータを生成します。
Toruca(byte[] data)
          トルカデータを生成します。
 
メソッドの概要
 byte[] getBody()
          トルカカードの本体部を取得します。
 byte[] getCategory()
          カテゴリを取得します。
 int getColorID()
          色IDを取得します。
 String getData1()
          データ1を取得します。
 String getData2()
          データ2を取得します。
 String getData3()
          データ3を取得します。
 java.util.Date getExpirationDate()
          このトルカデータの有効期限を取得します。
 String getIPID()
          コンテンツ開発者が独自で指定しているID( IP-ID )を取得します。
 String getProperty(String key)
          指定されたキーに該当するプロパティ値を取得します。
 int getRedistributionID()
          このトルカデータの再配布識別子を取得します。
 String getSortID()
          トルカデータのソートに用いるための読み仮名(カナID)を取得します。
 String getType()
          トルカ種別を取得します。
 String getURL()
          トルカカードの取得先URLを取得します。
 byte[] getVersion()
          トルカデータのバージョンを取得します。
 void setBody(byte[] body)
          トルカカードの本体部を設定します。
 void setCategory(byte[] code)
          カテゴリを設定します。
 void setData1(String data1)
          データ1を設定します。
 void setData2(String data2)
          データ2を設定します。
 void setData3(String data3)
          データ3を設定します。
 void setProperty(String key, String value)
           指定されたキーに該当するプロパティ値を設定します。
 void setType(String type)
          トルカ種別を設定します。
 void setURL(String url)
          トルカカードの取得先URLを設定します。
 void setVersion(byte[] version)
          トルカデータのバージョンを設定します。
 
クラス Object から継承したメソッド
equals, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait
 

フィールドの詳細

TYPE_CARD

public static final String TYPE_CARD
トルカ種別の一つで、トルカカードのことを表します (="card")。

関連項目:
定数フィールド値

TYPE_SNIP

public static final String TYPE_SNIP
トルカ種別の一つで、トルカスニップのことを表します (="snip")。

関連項目:
定数フィールド値
コンストラクタの詳細

Toruca

public Toruca()
トルカデータを生成します。

初期状態は以下のようになります。

  • バージョン : {0x01, 0x00}
  • トルカ種別 : "snip"
  • URL : null
  • データ1 : null
  • データ2 : null
  • データ3 : null
  • カテゴリ : null
  • [DoJa-5.0 (903i) 以降] IP-ID : null
  • [DoJa-5.0 (903i) 以降] 色ID : -1
  • [DoJa-5.0 (903i) 以降] カナID : null
  • [DoJa-5.0 (903i) 以降] 再配布識別子 : 4:再配布可且つ更新可
  • [DoJa-5.0 (903i) 以降] 有効期限 : null
  • 本体部 : null

[DoJa-5.0 (903i) 以降]
IP-ID 、色ID、 カナID、再配布識別子、有効期限については、 set 系メソッドが用意されていないため、 このコンストラクタにて初期化された値を変更することはできません。


Toruca

public Toruca(byte[] data)
トルカデータを生成します。

このコンストラクタの引数に指定できるバイナリデータは、 トルカ仕様に準拠したフォーマットのバイナリデータです。 それ以外のバイナリデータが指定された場合、 「トルカ仕様に準拠していない」という理由で例外が発生します。

このコンストラクタでは、 引数に指定されたバイナリデータから URL やトルカ種別などの各要素の値を取得し、 それぞれの set 系メソッドと同等のエラーチェックを行います。 この過程で内部的にエラー(例外)を検出した場合は、 その例外がそのままスローされます。

ただし、 スニップデータ部のURL、データ1、データ2、データ3、カテゴリについては、