com.jblend.media.smaf.phrase
クラス PhrasePlayer　＜Phase2.5＞

java.lang.Object
  |
  +--com.jblend.media.smaf.phrase.PhrasePlayer

public class PhrasePlayer

extends java.lang.Object

PhrasePlayerクラスは、端末の音源内に構成可能な「仮想音源」トラックまたは「オーディオデコーダ」を管理します。Javaアプリケーションの要求に応じてこれらを割り当てたり、また使用済みになったときに開放するための機能を定義します。

PhrasePlayerの生成

PhrasePlayerオブジェクトは、PhrasePlayerのスタティックメソッドgetPlayer()で取得してください。

getTrackCount()メソッドで、使用可能なトラックの数が取得できます。0からgetTrackCount()で取得される数値より1小さい値までが、有効なトラック番号となります。また、getAudioTrackCount()メソッドで、使用可能なオーディオデコーダの数が取得できます。0からgetAudioTrackCount()で取得される数値より1小さい値までが、有効なオーディオデコーダ番号となります。

再生用資源の取得

Javaアプリケーションは、getTrack()メソッドを使用してPhraseTrackオブジェクトを取得する必要があります。getTrack()はトラック番号を明示的に指定するgetTrack(int track)と、PhrasePlayerにトラック番号の割り当てを任せるgetTrack()の2つが用意されています。トラック番号を明示的に指定したときに既にトラックが割り当てられている場合、またPhrasePlayerに割り当てを任せたときに空きトラックが無い場合は例外がスローされます。取得したPhraseTrackオブジェクトで個々のフレーズデータを再生できます。

同様に、オーディオデータを再生するためには、getAudioTrack()、またはgetAudioTrack(int track)メソッドを使用してAudioPhraseTrackオブジェクトを取得する必要があります。getAudioTrack()での例外の発生条件などはgetTrack()の場合と同様です。

PhraseTrack、AudioPhraseTrackの一斉制御

PhrasePlayerクラスでは、すべてのPhraseTrackオブジェクトおよびAudioPhraseTrackオブジェクトが再生しているデータに対して、同時に強制停止、一時停止、または再開したりするメソッドが用意されています。強制停止はkill()メソッド、一時停止はpause()メソッド、再開はresume()メソッドで行います。

PhrasePlayerの破棄

PhrasePlayerクラスのdisposePlayer()メソッドを呼び出すと、PhrasePlayerオブジェクトが破棄され、音源がメロディ再生モードに設定されます。この状態でPhraseクラスなどフレーズプレイヤー関連のメソッドを呼び出すと例外が発生します。再度フレーズプレイヤーの機能を使用するには、PhrasePlayerのgetPlayer()でPhrasePlayerオブジェクトを生成する必要があります。

フィールドの概要

protected int	audioTrackCount 最大使用できるオーディオトラック数です。
protected int	trackCount 最大使用できるトラック数です。

メソッドの概要

void	disposeAudioTrack(AudioPhraseTrack t) 使用済みオーディオトラックをプレイヤーに返します。
void	disposePlayer() プレイヤーを破棄します。
void	disposeTrack(PhraseTrack t) 使用済みトラックをプレイヤーに返します。
AudioPhraseTrack	getAudioTrack() 空いているオーディオトラックを返します。
AudioPhraseTrack	getAudioTrack(int track) オーディオトラックを返します。
int	getAudioTrackCount() オーディオトラックの数を返します。
static PhrasePlayer	getPlayer() プレイヤーを返します。
PhraseTrack	getTrack() 空いているトラックを返します。
PhraseTrack	getTrack(int track) トラックを返します。
int	getTrackCount() トラックの数を返します。
void	kill() すべてのトラックの再生を強制終了してフレーズ未設定状態にします。
void	pause() すべてのトラックの再生を中断します。
void	resume() すべてのトラックの再生を再開します。

クラス java.lang.Object から継承したメソッド

equals, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait

フィールドの詳細

trackCount

protected int trackCount

最大使用できるトラック数です。

audioTrackCount

protected int audioTrackCount

最大使用できるオーディオトラック数です。

メソッドの詳細

getPlayer

public static PhrasePlayer getPlayer()

プレイヤーを返します。

戻り値:

プレイヤー

例外:

java.lang.RuntimeException - Nativeフレーズモードに設定できなかった場合に発生する

disposePlayer

public void disposePlayer()

プレイヤーを破棄します。

getTrack

public PhraseTrack getTrack()

空いているトラックを返します。 トラック番号が大きいものから返します。

戻り値:

トラック

例外:

IllegalStateException - 空きトラックがないかプレイヤーが破棄されている場合に発生する

getAudioTrack

public AudioPhraseTrack getAudioTrack()

空いているオーディオトラックを返します。

戻り値:

トラック

例外:

IllegalStateException - 空きトラックがないかプレイヤーが破棄されている場合に発生する

getTrackCount

public int getTrackCount()

トラックの数を返します。

戻り値:

トラック数

例外:

IllegalStateException - プレイヤーが破棄されている場合に発生する

getAudioTrackCount

public int getAudioTrackCount()

オーディオトラックの数を返します。

戻り値:

トラック数

例外:

IllegalStateException - プレイヤーが破棄されている場合に発生する

getTrack

public PhraseTrack getTrack(int track)

トラックを返します。

パラメータ:

track - トラック番号

戻り値:

トラック

例外:

IllegalStateException - 指定されたトラックが使用中か、プレイヤーが破棄されている場合に発生する

getAudioTrack

public AudioPhraseTrack getAudioTrack(int track)

オーディオトラックを返します。

パラメータ:

track - トラック番号

戻り値:

トラック

例外:

IllegalStateException - 指定されたトラックが使用中か、プレイヤーが破棄されている場合に発生する

disposeTrack

public void disposeTrack(PhraseTrack t)

使用済みトラックをプレイヤーに返します。

パラメータ:

t - 使用済みトラック

例外:

NullPointerException - 指定されたトラックが null の場合に発生する

disposeAudioTrack

public void disposeAudioTrack(AudioPhraseTrack t)

使用済みオーディオトラックをプレイヤーに返します。

パラメータ:

t - 使用済みトラック

例外:

NullPointerException - 指定されたトラックが null の場合に発生する

kill

public void kill()

すべてのトラックの再生を強制終了してフレーズ未設定状態にします。

pause

public void pause()

すべてのトラックの再生を中断します。

resume

public void resume()

すべてのトラックの再生を再開します。