com.jblend.graphics.m2d
インタフェース Graphics2D　＜Phase3＞

public interface Graphics2D

描画機能を 2D スプライト用に拡張するためのインタフェースです。

MIDP の javax.microedition.lcdui.Graphics クラスの描画機能を拡張しています。

javax.microedition.lcdui.Canvas クラスの paint() メソッドに渡される Graphics オブジェクトには、このインタフェースが実装されてます。

このインタフェースのメソッドを利用する時は、 Graphics オブジェクトをキャストして利用してください。 以下に、このインタフェースのメソッドを利用する使用例を示します。

 // Canvas クラスのサブクラスである MyCanvas クラスを作成する例
 class MyCanvas extends Canvas{
 
     RenderContext2D render = new RenderContext2D();
 
     // paint() メソッドのオーバーライド
     public void paint(Graphics g) {

         // Graphics オブジェクトを Graphics2D オブジェクトにキャスト
         Graphics2D g2d = (Graphics2D) g;
 
         // レンダリングコンテキストを登録する
         g2d.setRenderContext( render );
 
         // Graphics2D インタフェースのメソッドで描画
         g2d.drawSprite2D(sprite);
         ...
     }
 }
 

メソッドの概要

void	drawSprite2D(Sprite2D sprite) 2D スプライトを描画します。
void	drawSprite2D(Sprite2D[] sprite) 2D スプライトの配列を描画します。
void	setRenderContext(RenderContext2D render) 描画するレンダリングコンテキストを登録します。

メソッドの詳細

setRenderContext

public void setRenderContext(RenderContext2D render)

描画するレンダリングコンテキストを登録します。

このメソッドで描画するレンダリングコンテキストを登録していないとレンダリングをおこなえません。
複数の描画対象 (Canvas,Image) に対して、同時にレンダリングをおこなう場合には、別々のレンダラを登録してください。

パラメータ:

render - 2Dレンダリングコンテキスト

drawSprite2D

public void drawSprite2D(Sprite2D sprite)

2D スプライトを描画します。

パラメータ:

sprite - 2D スプライト

例外:

NullPointerException - 引数 sprite に nullが指定された場合に発生する

drawSprite2D

public void drawSprite2D(Sprite2D[] sprite)

2D スプライトの配列を描画します。

パラメータ:

sprite - 2Dスプライトの配列

例外:

NullPointerException - 引数 sprite に null が指定された場合に発生する