HTTP接続機能を使用するJava アプリケーションは、JADファイル中に "MIDlet-X-AllowURL-<n>"デスクリプタにHTTP接続先のURLを指定する必要があります。記述形式を以下に示します。
MIDlet-X-AllowURL-<n>:<url> <n> = 1,2,3 <url> = http{s}://<サーバ名>{:<ポート番号>}/{<パス>}* <パス> = "path"/
http://www.aplix.com/ http://javatest:8080/ http://server/path1/path2/
http://server http://server/path
"MIDlet-X-AllowURL-<n>"は、<n>を "1"、"2"、"3"としてJADファイル中に3つまで記述可能です。無効な記述は無視されます。例えば、"MIDlet-X-AllowURL-1"と"MIDlet-X-AllowURL-3"の記述があり、"MIDlet-X-AllowURL-2"の記述がない、または無効の場合には、"MIDlet-X-AllowURL-1"と"MIDlet-X-AllowURL-3"のみが指定されたものとみなされます。
MIDPのHTTP接続機能を使用するには以下のようにHttpConnectionを取得します。
HttpConnection hcon = (HttpConnection)Connector.open("http://servername/path/")
このとき、Connector.open()に指定するurlのサーバ名およびスラッシュまでの文字列が、JADファイル中のいずれかの"MIDlet-X-AllowURL-<n>" デスクリプタに記述されたURL文字列の前部と完全に一致する必要があります。上記の例では "http"から"servername/"までが完全に一致する必要があります。
CDMA 1X WIN対応移動機では、過剰な通信負荷を軽減するために、HTTP接続に対して以下の通信制限がかけられます。
HTTP通信が1分間に通信できるのは一定数に制限されます。
EZアプリの実行中にこの制限を越えた場合、1回目の通信から1分が経過するまで
HttpConnection クラスの openInputStream メソッドは FrequentConnectionException
を発生します。再度、通信が可能になるまでの待ち時間は FrequentConnectionException
クラスの getWaitTime()
メソッドで取得することができます。
通信量制限
EZアプリごとに、1日にHTTP通信を利用して送受信できるデータ量が一定量に制限されます。 EZアプリ終了後も通信量のデータは保存されますが、 翌日のAM1:00になるとリセットされます。
EZアプリの実行中にこの制限を越えた場合、通信量の制限を超過したことを通知する画面が表示され、VMが終了します。
通信量の制限を超えたEZアプリは、通信量のデータがリセットされるまで、起動することができません。その場合も、通信量の制限を超過したことを通知する画面が表示されます。