com.kddi.system
クラス Location <Phase1>

java.lang.Object
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  +--com.kddi.system.Location

public class Location
extends java.lang.Object

簡易位置情報機能によって端末が保持している位置情報を取得するためのクラスです。

簡易位置情報の位置情報は、 getLocation() メソッドによって取得した Location オブジェクトから得られます。

Location オブジェクトはシステムで唯一のオブジェクトです。 getLocation() が複数回呼び出されたとき、 Location オブジェクトが保持する位置情報は、 最後に呼び出された時点の情報で書き換えられます。 ただし Location(Location) を使用してインスタンスを作成した場合は、 別のインスタンスが生成されます。

位置情報通知画面の表示について

移動機の位置情報通知設定によっては、 getLocation() が呼び出されたときに、 ユーザーに位置情報取得の承諾を求める画面や、 位置情報の取得ができない設定になっていることを通知する画面が表示されることがあります。

画面が表示されている間は Java VMはブロックされます。 getLocation() を呼び出すときは、 タイマや別スレッドは使わないようにするなど使用法に注意してください。

位置情報取得の承諾を求める画面でユーザーが許可しなかった場合、 または移動機の位置情報通知設定が OFF になっている場合、 getLocation() は null を返します。


フィールドの概要
static java.lang.String DMS
          度分秒単位を表します。
static java.lang.String TOKYO
          WGS84(測地系)を表します。
 
コンストラクタの概要
Location(Location source)
          getLocation() によって取得した位置情報を保存するためのコピーコンストラクタです。
 
メソッドの概要
 java.lang.String getDatum()
          位置情報を取得した時の測地系を返します。
 java.lang.String getLat()
          緯度を返します。
static Location getLocation()
          システムで唯一の位置情報インスタンスを返します。
 java.lang.String getLon()
          経度を返します。
 java.lang.String getUnit()
          位置情報の座標系(緯度・経度の表示形式)を返します。
 
クラス java.lang.Object から継承したメソッド
equals, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait
 

フィールドの詳細

TOKYO

public static final java.lang.String TOKYO
WGS84(測地系)を表します。 

DMS

public static final java.lang.String DMS
度分秒単位を表します。

緯度・経度のデータフォーマットは "度.分.秒.1/100秒" の形式で、 「度」「分」「秒」「1/100秒」を表わす文字列は以下のようになります。

緯度 経度
「度」 "-90"〜 "+90"
北緯:0 〜 90度
南緯:-90 〜 0 度
"-180"〜 "+180"
東経:0 〜 180度
西経:-180 〜 0
「分」 "00"〜 "60"
「秒」 "00"〜 "60"
「1/100秒」 "00"〜 "99"

正の数値は、最初に'+'が必要です(+は省略される場合もあります)。

0 度であった場合の文字列は、"+0.00.00.00" です。

コンストラクタの詳細

Location

public Location(Location source)
getLocation() によって取得した位置情報を保存するためのコピーコンストラクタです。 getLocation() の呼び出しで得られるシステムで唯一の Location インスタンスとは別のインスタンスを作成します。
例外:
NullPointerException - source が null のときに発生する
メソッドの詳細

getLocation

public static Location getLocation()
システムで唯一の位置情報インスタンスを返します。 このメソッドが返した Location オブジェクトから、 このメソッド呼び出し時点での位置情報を取得することができます。

このメソッドが返す Location オブジェクトは、 システムで唯一のオブジェクトです。 再度、 このメソッドを呼び出した場合には、 以前このメソッドを呼び出して取得した Location オブジェクトの情報は上書きされます。

戻り値:
現在地の位置情報。ユーザーが位置情報利用を許可しなかったときはnull。

getLat

public java.lang.String getLat()
緯度を返します。

緯度の値は、位置情報を算出する測地系によって異なる場合があります。 測地系は getDatum() によって確認してください。

緯度の値のフォーマットは、 位置情報を取得する際に使用した座標系(緯度・経度の表示形式)によって異なります。 座標系(緯度・経度の表示形式)は、getUnit() によって確認してください。

座標系(緯度・経度の表示形式)は DMS だけに対応しています。

戻り値:
String - 緯度情報
関連項目:
getDatum(), getUnit()

getLon

public java.lang.String getLon()
経度を返します。

経度の値は、位置情報を算出する測地系によって異なる場合があります。 測地系は getDatum() によって確認してください。

経度の値のフォーマットは、 位置情報を取得する際に使用した座標系(緯度・経度の表示形式)によって異なります。 座標系(緯度・経度の表示形式)は、getUnit() によって確認してください。

 座標系(緯度・経度の表示形式)は DMS だけに対応しています。

戻り値:
String - 経度情報
関連項目:
getDatum(), getUnit()

getDatum

public java.lang.String getDatum()
位置情報を取得した時の測地系を返します。

測地系として TOKYO (名称はTOKYOですがWGS84の値)だけを返します。

戻り値:
String - 測地系

getUnit

public java.lang.String getUnit()
位置情報の座標系(緯度・経度の表示形式)を返します。

座標系(緯度・経度の表示形式)として DMS だけを返します。

戻り値:
String - 座標系(緯度・経度の表示形式)として、DMS を返す


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